2017-08-14 16:57 | カテゴリ:ブログ/羽岡仁
ソプラノ歌手のMさんからレッスンの依頼を受けた。

お話しを聞かせてもらったところ、Mさんはコンサートなどの仕事の中で、歌う充実感があまり感じられなくなってきたこと等を話してくれた。

これまでもアマチュアからプロまで、多くの人をレッスンしてきたけれど、同じレッスンは一つもなかった。

それは作曲家として新曲のレッスンをしたり、スタジオレコーディングでディレクションをする時も同じで、むしろ同じレッスンやディレクションをすることの方が考えられない。

歌にはそのキャラクターが生きるドラマや景色や想いが映し出されている。

またそのキャラクターが演歌なら演歌的な、ポップスならポップス的な人生観で生きている中に生まれるドラマや景色や想い方が歌になると、それがジャンルということになる。

クラシックも例外ではない。

またレッスンでは、人が違えば同じ曲でもその人の潜在的な持ち味によって、まったく違うアプローチをしていくことになる。

Mさんはレッスンを進めていくうちに、Mさんが突き当たっている壁が自分の中にあることに気づかれていった。

その後、曲を通しで歌っているうちにMさんはみるみる明るい表情に変わりレッスンを終えた。

そして、目の前が明るくなってきた、と言って帰られた。

その後すぐに羽岡 仁HPのレッスンのページにMさんの予約が入っていた。

Mさんが、歌う歓びで心いっぱいにして歌う姿をステージで見るのは、そんなに遠くない日だと確信した。

羽岡仁

2017-07-31 17:05 | カテゴリ:ブログ/羽岡仁
テーマソングを担当した子供たちの夏のイベントが終わった。

僕が行けなかったので、気遣ってくれたスタッフの1人がどんな感じだったか伝えてくれた。

それによるとテーマソングが流れると、子供たちが曲に合わせて歌って踊ってくれたそうだ。

それを聞いて、それまで意識していなかったのに、体の緊張がフワッと抜けた。

そして胸が熱くなった。

今、子供たちを取り囲む環境は、不満、不信、不寛容を募らせ、子供たちの心にもそのまま流れ込んでいって、時に怒りとなり、時に無力感となって、大切な一人一人の可能性を阻みかねない事態がそこここで起きている。

しかし、子供たちは子供であると同時に未来を背負って立つ大切な一人一人でもある。

この子供たちが、自分の中にも流れ込んでいる不満、不信、不寛容の正体を見破り、さらに自分の中心に息づいている愛と勇気に目覚め、未来に向かってその願いを形にしようと生きるとき、そこには1+1=∞ のエネルギーが生まれる。

だから今、僕たちは、みんな生かされて生きる一人一人であること、その「いのち」をワクワクして、みんなと一緒に感じること、そしてその湧き上がる歓びを歌って踊る!

そう思い、願って歌を作らせてもらった。

だからその報告を聞かせてもらった僕の心にも、無上の歓びが湧き上がってきた。

子供たちがこのイベントから、新しく生きはじめるとき、きっとそこからはじまる未来がある。

いのちは響きあい、必ず新しい時代がはじまる。

羽岡仁

2017-07-22 15:14 | カテゴリ:ブログ/羽岡仁
昔、あるラジオ番組に呼ばれた時、その番組のパーソナリティーに、「羽岡さんが唄い続ける原動力はどんなものですか?」と聞かれたことがあった。

その時僕は「やっぱり感動じゃぁないですかねぇ。」と応えた。

そしたらそのパーソナリティーは「華やかなスポットライトを浴びて唄ったらそりゃあ 忘れられないでしょうねぇ。」と言った。

確かに自分が認められた、という「喜び」もある、しかしその種類の「喜び」を求めるようになると、認められないといられない想いに苛まれるようになって、やがて唄うことが苦しみになってしまう。

一方、歌を唄うことで胸の奥から込み上げてくる感動がある、そんな歌を聴く時、聴いている人の心の奥が、見えない感動のバイブレーションに共振を起こし、感動する。

だから歌を唄う人の感動が深ければ深いほど、聴く人の感動も深くなる。

その歓びは一人の内側に起こり、一人にとどまらない。

また唄う人の人生に発見をもたらす。

例えば僕は唄うことで自分の孤独を発見し、孤独という状態は、心の中に人がいない状態であることに気づかせてもらった。

心の中に大切な家族がいる、仲間がいる、友だちがいる。

その人数が増えれば増えるほど唄う時の感動が広がる。

これまでウチでレッスンした人にも、また今レッスンしてる人にも、その感動を体験する人がたくさんいる。

だから歌を唄いたくなる。

そしてこの感動を伝えたくなる。

羽岡仁

2017-07-04 19:14 | カテゴリ:ブログ/羽岡仁
先週金曜日をもって、足かけ4年間続けさせていただいた「羽岡仁の歌ごころ・人ごころ」を一旦お休みとさせていただきました。

リスナーの皆さんには、長い間 僕と番組を支えていただいて、本当にありがとうございました。

4年足らずの番組だったけど、たくさんの出会いをいただいた。

当初、なかなか復興に着手できなかった東日本大震災で被災された人々への応援の意図もあって始まった番組だったけど、いつしか人生の応援番組になっていった。

また、その時々の話題にまつわる人や、出来事との出会いを通して、たくさんの発見や気づきもいただいた。

番組を作らせてもらって、一番得したのは僕だったと思っている。

そして今、僕には果たさなければならない次なる仕事がめぐってきた。

次なる挑戦が始まった。

本音でも建前でもない、本心が響きあう音楽、歌を作りたい。

特別ではなく、しかし心深く味わってもらえる音楽、歌。

時を超え、あらゆる隔たりを超えて分かち合える音楽、歌…、その仕事が待っている。

さぁ、出かけよう、次なるステージヘ!

羽岡仁

2017-06-21 16:06 | カテゴリ:ブログ/羽岡仁
僕は今、運命を変えるチャレンジをしている。

1ヶ月をかけて、「今年の夏」を手繰り寄せ、何枚もの書き潰しを経た後、昨日ようやく五線紙の上に姿を現した。

直接はずっとやってきた子どもたちのための仕事だけれど、同時に青年や大人たちに向けてのエールでもあるので、なかなか大変な思いの毎日だった。

時は止まらない。

僕に向かって未来の選択を迫ってくる。

希望へ向かう可能性は何か、それを阻む制約は何か。

そのどちらも明らかに自分の中にある。

主導権を行使できるのは自分しかいない。

自分の受ける圧迫も、世界の混乱も、他人のせいにするのではなく、自分の出来ることで「する」ことを増やし、連ねていくことで立ち向かおうと思っている。

羽岡仁