2017-06-21 16:06 | カテゴリ:ブログ/羽岡仁
僕は今、運命を変えるチャレンジをしている。

1ヶ月をかけて、「今年の夏」を手繰り寄せ、何枚もの書き潰しを経た後、昨日ようやく五線紙の上に姿を現した。

直接はずっとやってきた子どもたちのための仕事だけれど、同時に青年や大人たちに向けてのエールでもあるので、なかなか大変な思いの毎日だった。

時は止まらない。

僕に向かって未来の選択を迫ってくる。

希望へ向かう可能性は何か、それを阻む制約は何か。

そのどちらも明らかに自分の中にある。

主導権を行使できるのは自分しかいない。

自分の受ける圧迫も、世界の混乱も、他人のせいにするのではなく、自分の出来ることで「する」ことを増やし、連ねていくことで立ち向かおうと思っている。

羽岡仁

2017-06-03 16:46 | カテゴリ:ラジオ
【ラジオ番組終了のお知らせ】

2017年6月30日(金)の放送をもちまして、FMアップル「羽岡仁の歌ごころ・人ごころ」は一旦終了とさせていただきます。

お聴きいただきましたリスナーの皆様、本当にありがとうございました。
番組あてにリクエストやお便りをくださいましたこと、重ねてお礼を申し上げます。

最終放送日は6月30日(金)です。
インターネット放送やListen Radio等のアプリにて、全国で聴いていただけますので、残りあと4回、金曜日午後7時〜「羽岡仁の歌ごころ・人ごころ」お楽しみください!

なお、番組内でご紹介できるリクエストやお便りは6月13日(火)必着にて締め切らせていただきますので、何卒ご了承ください。

お便りの宛て先は、
Eメール:apple@765fm.com
ハガキ:〒062-8575 FMアップル「羽岡仁の歌ごころ・人ごころ」まで。

お待ちしています!

スタッフ

2017-05-23 17:59 | カテゴリ:ブログ/羽岡仁
時間が止まらないということは、人生も止まらないということ。

でもうっかりしていると時間は動いているのに、人生が止まっていることがある。

幸いにして僕の人生は止まっていない。

未来から吹いてくる強風の中を歩いている。

一つが終わるとすでに一つが始まっている。

人生はそんなふうに連綿と続く果てしない道だ。

振り向きはしないけれど、振り返り見る時がある。

それは過去の出会いと出来事を、今の気持ちで見直すため。

そして生ききれなかった後悔を、今から生き直すため。

外の世界に夢を見るときを終えて、この胸の奥から、泉のように沸き出てくる願いを生きるときをはじめた。

かつて、僕は出会いをぶつ切りにしていた。

一つの出会いのときは、それと引き換えに一つの別れのときでもあった。

だけど、それは知らず知らず何処かで仕入れた常識の嘘だった。

僕は長い間プラスマイナスゼロ、時には出会いを引き算してしまっていた。

しかしいつの頃からか、出会いを足し算して生きるようになっていた。

こうなってみると、何と多くの出会いを損してきたんだろうと思う。

何てもったいないことをしてしまったんだろうと。

だから生き直すことにした。

今僕の人生はだいぶにぎやかになってきた。

これからもっともっとにぎやかになっていくと思う。

静かもいいけどにぎやかもいいもんだ。

羽岡仁

2017-04-24 16:58 | カテゴリ:ブログ/羽岡仁
この二ヶ月は、自分史の中では最も大きな転換点になった期間だった。

自分にとって、この人生、何のために生きるのかという基本的なスタンスが変わった。

正確には、変わったというより、何か本来の姿に戻ってきたような感じがしている。

それはこの数十年の中の、一つ一つの仕事、一人一人との出会いが教えてくれたスタンスであり、その結果いただいた視野がもたらす安心であり、それによって、この世界には一つとして同じ出会いも出来事もなく、その一つ一つが、かけがえがなく、大切、という実感の総体だと感じている。

これまで僕の意識の中でばらばらになっていた経験が、すべて意味のあるものとなってつながって、気がつけば一筋の道となっていた。

今となっては、僕にとって、この人生以外の人生はあり得ない、この人生で本当によかった、と思えてきた。

音楽との付き合い方もだんだん自然になってきて、曲を作るというより、その曲のあるべき姿になるまで追い求め続ける。

これが僕流のつきあい方になってきた。

そして、そうなっていくように、大きな愛に見守られ、導かれてきたと感じているし、そのことに、深い感謝の想いが湧いてくる。

この感覚の向こうに「自律」がある気がしている。

今、世界は対立と混乱、緊張の極みに達している。

何が起きてもおかしくない状況になっている。

その今という時にこの感覚が訪れたことは、決して無関係とは思えない。

「次へ行こう!」…。

そう言われている気がしている。

次なるはたらきに向かうときが来た。

そう感じている。

羽岡仁

2017-04-12 17:20 | カテゴリ:ブログ/羽岡仁
先日、大きな仕事が一つ終わった。

その後、視界が広がり、心が信じられないほど軽くなった。

そして、自分が果たしたいことがとてもクリアになってきた。

すべてがリフレッシュして、次の仕事に向かい、やる気と元気をいただいた。

次の曲を書き始めて、ある夢を思い出した。

もう30年も前に見た夢なのだが、とても細かいところまでよく覚えている。

まず、何故か分からないけど、川の中で橋げたを支えて、橋が流されないように踏ん張ってるところからその夢は始まった。

橋の上を見ると、たくさんの人が歩いていた。

不思議なことに、僕はすぐにその意味が分かった。

人々は此岸から彼岸に渡っている。

そして見回してみたら、橋げた一本に一人、全員僕と同じで、流されないように手で支えて必死に踏ん張っている。

川は水量も多く、流れはかなり速い。

気をゆるめると流されそうで、けっこう命がけの仕事だ。

また、橋は何本もかかっている。

隣の橋の橋げたを支えてる人が僕の名前を呼んだので見ると、友人のSさんだった。

「なんだ仁ちゃんそこにいたの、いやーまだまだこれからだよねー。」と笑いながら言った顔をはっきり覚えている。

ふと我に返り、あの夢の中の僕は今の僕だったんだ、と思った。

あの夢は僕に、僕の仕事の本当の意味を教えてくれていたんだ、と思った。

それが、30年も経った今ごろ分かってきた。

忘れられなかった理由がそこにあった。

意味が分かるのに30年必要だったということだと思った。

僕が果たしたかった仕事は、形としては音楽だとしても、人々が渡る橋げたの一本を支えることだったと、深く納得したら、心に言い知れぬ安堵感が広がった。

すべからく、人間の仕事の本当のはたらきとはそういうものだと思う。

誰かが働くことで誰かが支えられる。

誰かが助けられる。

誰かが救われる。

羽岡仁